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お知らせ

謹啓 皆々様にはご清祥にてお過ごしの御こととお慶び申し上げます。平素は私どもに格別のお引き立てを賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。

今般はご報告とお願いのことがございまして、ここにご挨拶させて戴きます。
平成二十三年 三代目当主 小川三夫が身罷りましてより、早や二年が経とうとしております。

父 三代目は、祖父 二代目 小川五郎左衛門の長男として生まれた時より跡取りとしての薫陶を受け、高等学校在学中より二代目並びに初代門弟たちの許で修行を始め、「男子、一生涯の道」として、この道に入りましてより六十余年の間「一生修行」が口癖でございました。

日ごろは早朝より夕刻まで常に現場に立ち、余念なく研ぎものに向かい合い、お客様のお役に立てますことを一番のよろこびとし、病に倒れる前日まで「人に、 仕事に恵まれ、有難いこと」と常づね申し、日々感謝をしながら「最善の仕事を心掛けるのが当たり前」と励み続けて参りました。
庖丁一筋に、一生涯を懸けて家業を努め貫き、最期まで純一無雑に職人としての道を全うして逝ったとおもっております。

これも偏に代々のお得意様はじめ皆々様のご温情とお引き立ての賜物と、ここに改めまして三代目に替わり深謝いたしますと共に、父に賜りました永年のご厚情、ご信頼のほどに衷心より厚く御礼申し上げます。

これよりは祖父、父の訓えを心柱とし、三代目の弟子たちと一心に力をあわせ、お客様の御用に誠実にお応え致すべく各々全身全霊を傾注し、家業に専心努力、修行に精励研鑽致して参る所存でございます。
一同甚だ未熟ではございますが、其々に覚悟を持って真摯に取り組んで参りますので、どうぞ変わらぬご指導と厳しいご鞭撻の程、また倍旧のご芳情ご愛顧を賜りますよう、重ねて心より宜しくお願いを申し上げます。

まずは上、御礼旁々ご挨拶まで申し上げます。


謹白
平成25年7月 吉日

東源正久

四代目当主 小川 由香